被災地の真実 宮城県石巻市

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東北大震災支援・大阪鶴見
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5523766
地元の災害ボランティア団体です。
協力者募集中です。



どもども。


西山です。



昨日宮城県より帰ってきました。



すぐにブログ書きたかったんですが簡単に書ける内容ではなくこんな時間になってしまいました。




今回は僕と友達(しげ)の二人で軽の箱バン(バモスターボ)に支援物資山積みで宮城県石巻市に行ってきました。



初日は石巻市の手前の多賀城市に行きました。



僕たちの地元のボランティア団体がピンポイントで支援していたところです。



多賀城市は震災より一ヶ月たちある程度の復興が進んでいました。


先日支援に行っていた仲間も多賀城は他のボランティア団体に任せてより被害の大きい石巻で支援していました。


僕たちも同じように石巻へ向かいました。


その途中、七ヶ浜、野蒜(ノビル)を見てきました。


七ヶ浜も野蒜もかなり被害がひどく全て押し流されてしまっていました。


中でも野蒜で印象的だった画像と像画をアップします。
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ボコボコのハイエース

岩が削り取られている。








そこに街があったというのが信じられないほど何もかもが押し流されていました。

野蒜では自衛隊の方々が今も行方不明者の捜索を必死におこなっておられました。


その後松島を経由して石巻へ。

松島は海岸沿いにもかかわらず本当に被害が少なかったです。


震災当初こそ道に船や瓦礫が散乱していたようですが震災後一ヶ月が経過しかなり復興していました。


しげが以前通ったときには流されて海に浮いていた橋も元に戻されていました。


その後石巻のボランティアセンター(専修大学)に到着しました。


受付に行きましたが物資は必要十分にあるのでいらないとの事でした。


近くに自衛隊の屯所があり、そこにおろして欲しいと言われましたが皆様よりお預かりした大切な物資なのでなんとしても有効に活用したいと思い、直接被災者の方を見つけて届けようと決めました。

そして被害のひどい海岸線から回っていくことにしました。

石巻は本当にすさまじい状況です。


海岸沿いは何もかも押し流されています。


魚の腐ったような匂いととヘドロのような水の腐ったような匂いと重油などの油の匂いが入り混じりなんともいえない悪臭でした。


海岸線から内陸に向かっていく途中に一人のおじさんがいたので『支援物資を持ってきたがなにかいりませんか?』と話しかけると『水も食料も何にもないからなんでも欲しい!』と言われました。


僕の得ていた情報では『震災後一ヶ月が経過して食料などはは既に行き届き、現在は掃除洗濯などの生活用品が求められている』とのことでした。


しかし現実に目の前のおじさんは水も食料もないといいます。


僕たちはとりあえず持ってきた物資を全ておじさんのいた石巻市門脇町におろしました。


おじさんが声をかけてくれて約10世帯ほどの人が集まってきました。


皆さん最近まで避難所にいましたが戻ってきたとの事でした。


今回僕たちは食料などはほとんど持たず下着やタオル、掃除用具などを軽ハコいっぱい持ってきていました。


とりあえず全ておろしました。

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おばあさんが住むマンションの三階まで物資を運んだときに撮った写真です。


他にも、僕が被災地に行くと知った先輩が『被災者を支援する僕を支援する』といって結構な量の食料(インスタントラーメンやカップのお茶漬け、カロリーメイトなど)をくれていたのでそれらも全ておろしました。

僕のコンロやナベなども全ておろしました。


それでも全然足りません。


なんといってもおじさんたちは家の形こそ残っていますが中は全て流されてしまっています。


そこで僕たちは一度石巻のボランティアセンターに戻り支援物資をたくさんGETして再びここに戻ってくると決めました。


おじさんたちにそのことを告げると大変喜んでくださいましたが『山の上に自分たちよりもっと困っている人達がいるのでそちらを助けてあげて欲しい!』と頼まれました。


僕はおじさんに必ず山の上にもここにも食料や水などを持って行くと約束しボランティアセンターに向かいました。



センターにつき事情を説明して物資を分けて欲しいといいました。


たまたま話しかけた方がかなり話の早い人で二つ返事で物資をわけていただきました!


センターにはけっこう物資が集まっています。
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センターの人たちにおじさんたちの話をしたらかなり驚いていました。


そのあたりには人は住んでいないと認識していたようです。


センターのボランティア団体は『ローラー作戦』と銘打って人海戦術よろしく一軒一軒民家を回っているようです。


立派なことですがかなりナンセンスです。


なぜなら『状況は刻一刻と変化する』からです。


現におじさんたちは『誰も住んでいないはずの地域』に住んでいます。


正確には『以前は住んでいなかったが今は避難所より戻ってきている』のです。


そんなおじさんは僕に『自分たちより大変な地域がある』と言いました。


山の上の地域(山というよりは高台)は直接津波の被害にあっていません。


そのためライフラインも健在です。

なので『支援の必要なし』となり早々に支援物資も届かなくなりました。


しかし、現状は『お年寄りは車などもなく食料を買いに行くことが出来ない』状況です。


なぜならもともと徒歩で食料を買いに行っていた直ぐ近くの高台の下の商店などは全て津波と火事のため崩壊しているからです。


よって食料の調達が不可能となりました。


最初のころはたくわえでなんとか生活していましたが震災後一ヶ月が経過した現在がピークに食料などがないようです。


この地域のことは僕たちが帰り際に引継ぎの為ボランティアセンターの幹部と話しているときに『ここは津波にあっていないしライフラインも復旧しているので大丈夫』といわれたので『誰に吹き込まれた机上の空論か知りませんが現に「津波にあっていないので支援を求めることに遠慮してしまう」お年寄りの方々がたくさん困っています。」と一喝しました。

確かに丘の上の方々は直接津波にあっていないのでお金は持ったままです。

なので無償で物資を提供しなくてもいいのかもしれません。


ならば地元の商店と提携し、「移動販売」などを行うべきだと提案しておきました。

そうすることで今後一番の問題である「被災者の仕事」を少しでもまかなえますし、「津波にあっていないため支援を求めることに抵抗があるために困窮している」方々の悩みを解消できます。


そのシステムが確立しない限り同等の支援を行わなければいけません。


なぜなら『センターには物資を持ってきた僕たちの物資を断るほど物資が余っている』からです。


正確にはあまっていません。


足りていると勘違いしているだけです。


現に今回僕たちが一日動き回っただけでかなりの食料をばら撒きました。


生野菜などは『全て』届けました。


この時点で『生野菜』は足りません。


なのでセンターは『物資は必要十分ある』という間違った認識を即刻捨てるべきです。


そうしないと『避難所である小中学校』が始まる為に『避難所の統合』により地元から離れることを余儀なくされ、『何もかも失っているが地元に残る決意』をされた方々の支援物資がすぐに足りなくなります。

話がずれましたがとにかくセンターより物資をGETしてとりあえず最初のおじさんのところに向かいました。


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満タンGET



迷いながらおじさんとの待ち合わせ場所に向かう時の石巻市門脇町



なんとかおじさんとの待ち合わせ場所にたどり着き物資を全ておろしました。


おじさんが声をかけていてくれたようで最初のときよりもかなり多くの人が集まっていました。


その際いろいお話させていただきました。


『物資はセンターまで取りに来て欲しい』『家の泥かきのボランティアは一ヶ月待ち』だとの事です。


これは『圧倒的にボランティアの数が足りない』ことを意味します。


そもそも『ボランティアの受け入れ状況が整っていないのでボランティアはまだ来ちゃだめ』などとキチガイめいたことをぬかすやからがクソなんです。


そんなクソヤローのせいでかなりの方々が苦しんでいます。


いや、初期衝動を考えれば『ボランティアは邪魔』との風潮が何百人というかずの死者を出したでしょう。


こいつらの罪は重いです。


ただ、勘違いしないで頂きたいです。

『現在ボランティアセンターにて頑張っておられる方々』のほとんどが『自分の生活を犠牲にして被災者の為に頑張っている』のです。


とても凄いことです。


にもかかわらず組織が大きくなった為皆が思っていた仕事(ボランティア)が出来ていないことも事実です。


『なんとか被災者の方々の為にがんばりたい!』と自分の生活を犠牲にしてまで被災地入りしている方々ですが直接的な支援よりも組織の歯車としての仕事を与えられてしまっています。


大きな組織を維持する為には当然必要なことです。


ですがもっと直接的な、被災者の方々と直接触れ合うような支援がしたいと望むボランティアの方がほとんどですし、倉庫にあれほどの人間は必要ありません。


現に僕たちが直接被災者の方々へ支援物資を届ける際『私たちのかわりに希望を届けてください!』とおっしゃられる方が何人もいました。


組織を維持するのはたいへんなのでしょうがリーダーの方々はもっと状況をちゃんと考えて欲しいです。


僕たちも帰り際に『ぜひとも全体会議に出席して欲しい』といわれましたが断りました。

なぜなら最初にセンターの子に話して物資をGETするのは直ぐだったのに幹部クラスのえらいさんがでてくれば来るほど話がややこしくなり時間ばかりがかかったからです。


現に5分で済むはずの話が『詳しくは事務所で』などといわれ30分も費やす羽目になってしまいました。





とにかくもっともっとボランティアの数が必要です!


現地にいける方はとにかく現地に行ってください!


役に立てることは限りなくあります!


話がずれましたが再びボランティアセンターより物資をGETした僕たちは丘の上の方々に届けました。


皆さん本当に喜んでくださいました。

もっともっと役にたちたかったですが僕には何日もボランティアできる気合も余裕もない為これにて今回の支援活動は終了しました。


皆様よりお預かりしていた募金(義援金、支援金)は今回は使いませんでした。


こんごかならず何らかの役に立てます。


帰りは荷物がなく車のシートをリクライニングできるためめっちゃ快適でした!


片道1000キロ往復2000キロととても長い道のりでしたがお借りしたバモスにパソコンが搭載されていて行きも帰りもずっとハードディスクに入っていたドラマや映画などを見ながら運転していたので全然苦じゃなかったです!


行きはずっとAKB48のマジすか学園(全12話!)を見ていました!


最高でした!


AKBのことが良くわかっていなかったんで残念でしたがわかっていたらもっと楽しかったはずです!



帰りは最初『医龍』を見ていましたが気持ちが悲しくなってきたので途中からジブリ(ナウシカ、ラピュタ)やおいしんぼやクロマティ高校をみながら帰ってきました。


本当にパソコンがあってよかったです!


ありがとうございました!


僕がいないあいだJETをオープンしてくれていたトモヤクンにも感謝しています。


ありがとうございました!


僕がいないあいだ家や子供たちを守ってくれていた嫁にも感謝しています!


ありがとう!


本日(16日)は結婚記念日なのに家に帰れなくてごめんなさい。





結局長々とかいたわりに思っていることの10分の1も文章に出来ませんでした。


詳しく聞きたい人はJETにきて下さい。


僕が見てきた被災地の真実をお伝えします!


明日はJET一周年記念バーベキューなんでお待ちしてます!



ではでは。






JETバーベキュー開催決定
4月17日(日)JET店頭にて。
酒飲むぜって方は歩いてきてくださいね!
朝から夜までやります。
ただし、食い物はすぐになくなると思いますのでご了承ください!
さしいれ大歓迎です!



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by hmqst441 | 2011-04-17 01:49 | 震災 | Comments(2)  

Commented by はるひと at 2011-04-17 01:55 x
おかえりなさい!
にっしんの車で行ったのですね。
また日曜日いろいろとお話聴かせて下さい。
Commented by ザッコン at 2011-04-17 11:37 x
西山さん、しげさんの行動力には頭が下がります。
あれから1か月、日々の変わりない生活を続けていました・・・
改めてリアルな状況を目の当たりにして考え深いものがありました。
こちらの「普通」が被災地にないのですから・・・

これからも非力ながら募金や物資など救援を続けます!

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