どもども。
ビンテージバイクが嫌いになった西山です。
さて、本日カブのキャブレターOH(オーバーホール)してました。
ガスケットもフロートもフロートバルブも新品にしました!
やっぱサラ(新品)はええな~!とニヤニヤしていたらアキヤンさんがいらっしゃいました!
12月が忙しすぎたアキヤンさんはグレて1月は2日に1回しか仕事してないそうです(笑)
そんなアキヤンさんが開口一番おっしゃいました。
『てっちゃん!俺のCR(オフロードバイク)あかんわ!ピストンリング抱きついとった!』
なんということでしょう。
先日の初走りの時『エンジンの異音がやばなってきたわ~。今日はもう大事をとってもう乗らんとくわ。そろそろエンジンあけなな~』とおっしゃっていました。
偶然にも僕のバイクも気になる異音がしだしたので『ほな僕も今日は乗るんやめときます!』となりました。
それから僕はギャラリーになって写真を撮ったりしていました。
しかし我慢できない大人のアキヤンさんは『ラスト1周だけ行ってくるわ!』と言ってついさっきまで『もうエンジンやばい!これ以上乗ったら壊れる!』と言っていたバイクに乗ってバババババ~と走って行きました。
もちろん我慢できない大人なアキヤンさんは1周で帰ってくることはありませんでした。
多分この数周が運命の分かれ道だったんだと思います。
最後にトドメを刺してしまったんですね!
そして今日『エンジン壊れた』との報告を受けた僕は『だからあの時乗らないほうが良いですよ!って言ったんですよ!』と半笑いで話していました。
なぜ僕が半笑いかといいますと『あ~あの時我慢して良かった~!俺のバイクもエンジンぶっ壊れるとこやったわ~』と思ったからです。
僕のバイクは先日キャブのセッティングをかえてかなり攻める(壊れやすい)仕様になってたんで次までにちょっと燃調を濃く(壊れにくい)しようと思ってたんです。
なので僕はセーフです!
セーフなはずだったんです!!
アキヤンさんに『てっちゃんのもエンジンあけて確認しといたほうがええで!』と言われた僕は大丈夫やろ~と思いながらも少し不安だったんでエンジンを開けてみました。
綺麗なピストン!
シリンダーも全然キレイでした!
『は~良かった!』と思っていたのもつかの間。
僕は異変に気がついてしまったんです。
上の写真を良く見てみると分かるんですがピストンリング割れてます・・・。
ノォォォォ!!!
僕は叫びました!
そして必至にピストンリングの破片を探しました!
なぜなら破片がクランクケースの中に入ってしまうととんでもなく面倒くさいことになるからです!
3つ見つけました。
無事だったリングと比べてみるとどうやら全て回収できたようです!
良かった~!!
やっぱりあの時我慢したんが良かったんです!
あのまま走り続けていたら僕も『リング抱きつき』をおこしていたはずです!
そうなるとピストンもシリンダーもぶっ壊れていました。
我慢した僕のバイクは幸いピストンもシリンダーもほぼダメージが無かったんでピストンリングさえ新品にしてしまえばOKなんで簡単です!
簡単なハズだったんです!!
ビンテージなんで部品手に入りません・・・。
とっくに廃盤です・・・。
ヤフオクで必死に探しても見つかりません・・・。
ビンテージなんて嫌いだ!!
僕は心の中で叫びました。
それでも僕はこのバイクしか持ってないんでなんとしても修理するしかありません。(アキヤンさんは他にも持ってる)
地道に部品を探すしかありません。
とりあえずエンジンを分解してしまっているんでお店の外には出せません。
なのでお店の中に置いておくスペースを確保しなければなりません。
ということでタンクのサビ取りしたまま放置していたH3(売り出し中のビンテージ原付。僕のエルシノアよりもっと古い)を仕上げることにしました。
こいつを完成させてしまえば外に出せるのでエルシノアちゃんのスペースを確保できるって作戦です。
H3はタンク乗っけるだけなんで簡単です。
簡単なハズだったんです!!
ガソリンコックつけようと思ったらぶっ壊れました。
ビンテージなんて大嫌いだ!!!
全然力入れてないのにぶっ壊れました。
ビンテージあるあるです。
考えられないことが起こるんです。
幸いにもガソリンコックは他車種のものが使えたんで事なきを得ました。
『ふ~。良かった。後はガソリンホースつなぐだけやな。』
そう思っていた僕はさらなるビンテージの洗礼を受けることになります。
なんとガソリンホースが折れました。
ちなみにガソリンホースはゴムでできています。
御存知のようにゴムってのは曲がるもんです。
ふにゃふにゃです。
ところがどっこいこのゴムってやつは何十年もたつとメッチャ固くなるんです!
それはもうカチンコチンです!
今回折れたガソリンホースを触ってゴムだと気づく人はいないと思います。
完全にプラッチックです。
だって地面に叩きつけたらカチンて音鳴るもん。
まぁガソリンホースくらい交換したら終いやからなんとでもなるわ!と思っていましたがそうは問屋がおろしません!
ビンテージなめんなよ!って感じです。
ビンテージの神様が僕を試しているんでしょう。
現代のバイクではなかなか考えられませんがH3はキャブレターがエンジンの中に入ってます!(正確にはエンジンケースの中ですが)
ピュピュってゴム替えて終わり!とはいきません。
エンジンカバーを開けないといけません。
本来ならカバーを開けるくらい簡単なんです。
ところがどっこいこのエンジンカバーも一部(キャブレターとの繋ぎ目)がゴムでとまってるんです!!
当然このゴムも何十年も前の物です。
幸いにもガソリンホースほどカチンコチンではありませんがかなり硬いです。
ガソリンホースは替えがいくらでも手に入りますがこいつはそうはいきません!
このゴムをぶっ壊したらH3はもうオシマイです!!
僕はヒートガンを取り出して暖めながら慎重に、それはもう慎重に、初めて愛娘のモアちゃんをお風呂に入れた時の様に慎重に外しました。
モアちゃんのおかげでなんとか上手くいきました!
モアちゃんありがとう!
ということでH3復活です!!
すこぶる快調です!
やっぱりビンテージバイクってカッコええな~!!
僕はビンテージがやっぱり大好きです!
ではでは。
【特選中古車情報】
ヤマハ H3(90cc)
価格:120,000円+税(旧車の為、現状販売)
1960年代後半~1970年台前半の車両だと思います。
90ccです。
年式の割に程度は良いです!
ただ、タンク内サビ酷いです。(現在サビ取り中)
キック1発始動で調子はかなり良いです!
かなりの旧車ですので保証なしの現状販売とさせていただきます。
スズキ スージー (50cc)
価格:50000円+税(旧車の為、現状販売)
1980年代前半の車両だと思います。
50ccです。
年式の割に程度は良いです!
ただ、スピードメーター壊れてます。
かなりの旧車ですので保証なしの現状販売とさせていただきます。
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